Kazuhiro Yorimitsu4月9日読了時間: 1分力強く、咲く約1か月ぶりに故郷を訪れました。地震で倒壊したままの何も変わらない家屋が並んでいました。それでも、やっぱり故郷の空気は気持ちいい。早朝の静けさに、春の匂いがありました。集落の一部を飲み込み、尊い命を奪った土砂崩れの斜面に目をやると、幹が折れてしまった桜の木が花を咲かせていました。亡くなった人たちの顔が脳裏に浮かびます。「強く生きろ」そう言っているように思いました。故郷が優しく迎えてくれた、春。
約1か月ぶりに故郷を訪れました。地震で倒壊したままの何も変わらない家屋が並んでいました。それでも、やっぱり故郷の空気は気持ちいい。早朝の静けさに、春の匂いがありました。集落の一部を飲み込み、尊い命を奪った土砂崩れの斜面に目をやると、幹が折れてしまった桜の木が花を咲かせていました。亡くなった人たちの顔が脳裏に浮かびます。「強く生きろ」そう言っているように思いました。故郷が優しく迎えてくれた、春。