


石川県の要請を受け、珠洲市大谷地区の住民44人が、1月20日に富山市内のホテルに2次避難しました。現在、集落につながる唯一の道は大型バスが通行できないため、市内中心部までワゴンや自家用車で移動します。 道端で写真を撮っていると、車列の中から見知った顔が窓を開けて「ありがとう」「元気で」と声をかけてくれました。年老いた母を連れた友達が笑顔で手を振っています。見送る私の目はうるんでいました。
生まれてから一度もこの地を離れたことがない人もいます。車窓から変わり果てた故郷を見つめる避難者の方たちの眼に、故郷はどう映ったのでしょう。今はただ、ゆっくり休んでください。
季節が暖かくなるころに会いましょう…どうかお元気で。
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